SHARP Zaurus
ザウルスサポートステーション
機種別サポート:SL-C3200
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  回答一覧 | プラットフォーム:Linuxについて
Q.1 OSとしてLinuxを採用したメリットは何ですか?
A.1 Linux OSはそれ自体がGPL(GNU General Public License)でソースコードが公開されているため、世界で最もオープンで自由度が高いOSです。また開発者も多く、世界中で開発されたソフトウェア/ハードウェアと豊富で入手しやすい技術リソースを活用することで、お客様に最高のモバイル環境を提供でき、ソフトウェアの開発期間を短縮することも可能になります。
さらに、Linuxはサーバー系OSとしても利用されているように、ネットワークとの親和性が非常に高く、これからのネットワーク技術を使ったサービスやアプリケーションの開発に最適のプラットフォームです。したがって、従来のOSでは実現しにくかったサービスやソリューションの実現が容易になります。

Q.2 ユーザーがLinux OSの書き換えをすることは可能ですか?
A.2 カーネル、あるいはファイルシステムを書きかえることは可能です。ただし、書きかえた際の動作保障は致しません。

Q.3 SSHはサポートされていますか?
A.3 サポートしていません。海外の開発者コミュニティで提供されているフリーのSSHDをご利用ください。

Q.4 SDカードのマウントポイントはどこですか?
A.4 SDカードを挿入すると、マウントポイント/mnt/cardに対して自動的にマウントされます。

Q.5 SDカードなど外部メモリーをSWAP領域として利用できますか?
A.5 できますが、動作保証対象外の使用用途となります。

Q.6 既存のLinuxザウルス(海外版含む)用のLinuxソフトウェアは使えますか?
A.6 VGA対応や縦横表示切替を除き、基本的に動作します。
Linuxソフトウェアは、全モデルで同じアーキテクチャのプラットフォームを採用しております。
ただし、弊社がこれらのLinux/Javaソフトウェアの動作をすべて保証するものではありません。

Q.7 ザウルス用Linux OSは、すべて公開されますか?
A.7 LinuxのカーネルおよびLinux上に用意されているドライバやサーバーデーモンなどのミドルウェアは、GPL(GNU General Public License)にて提供されています。GPLに基づいたソフトウェアのソースコードは、修正や追加によって派生したソースコードも、GPLの管理化に置き、同じくGPLでソースコードを公開する義務があります。また、新規のドライバソフトウェアであっても、カーネルと静的にリンクするものは、カーネルのソースコードと同様、GPLにてソースコードを公開する義務があります。従って、シャープが開発した部分でも、GPLの管理化に置かれるソフトウェアはソースコードを公開します。

Q.8 リナックスファミリーの一員として今後どのような活動をしていくのですか?
A.8 Linuxの発展に積極的に貢献していきたいと考えております。

Q.9 Linuxカーネルのバージョンは?
A.9 カーネルバージョンは、Linux Kernel 2.4.20です。

Q.10 組み込み型LinuxとRed Hat Linuxなどの違いは何ですか?
A.10 ザウルスが採用する組み込み型Linuxは、パソコン以外の組込機器で利用するためのLinuxです。Red Hat LinuxやTurbolinux、Vine Linuxなど、パソコン上で動作するLinuxと中核部分は同じですが、異なったものです。
パソコン以外のPDAやゲーム機、テレビ、ビデオなど家電系の商品や制御機器などを含むこれらの組込機器では、システムの安定性、即時起動を実現するサスペンド・レジューム等の高度な電源管理、格納・動作メモリーの制限、表示系の制限、などの特長に最適化したシステムが要求されます。
組み込み型Linuxはこれらの機器で利用できるように、システムが停止したりしない耐久性、高度な電源管理、大容量ハードディスク等を必要としないコンパクト性、限られたメモリー空間で動作するためのメモリー管理等の最適化がなされています。

Q.11 PIMソフトウェアはシャープ製ですか?
A.11 いいえ。Qtopiaのソフトウェアをシャープでカスタマイズしたものです。

Q.12 シャープ製ソフトウェアには何がありますか?
A.12 ホーム(Zaurusの基本画面)、ブンコビューア(電子書籍閲覧ソフト)、データ移行(MI、SLシリーズからのデータ移行ソフト)などです。

Q.13 Linuxのカーネルはバージョンアップできますか?
A.13 カーネル部分の書き換え、バージョンアップは可能です。システムとしては、カーネル、ファイルシステムを個別に書きかえることが可能な仕組みになっています。
ただし、カーネルのバージョンアップをするときは付帯要素の修正が必要となります。

Q.14 Qtopia環境は、どのユーザーレベルで起動しているのでしょうか?
A.14 ユーザー権限で実行するか否かをアプリケーション別に選択できるようになっています。(各アプリケーションソフトのプロパティ画面で切り替えできます。)
ちなみに、SL-A300ではrootのみの起動となっています。

Q.15 セキュリティ対策はどうなっていますか?
A.15 SL-A300や海外モデルSL-5500では、すべてのアプリケーションが管理者レベル(root権限)で実行されていましたが、SL-B500/Cシリーズではユーザーレベル(User権限)で実行されています。ユーザーレベルで実行されることにより、システムファイルなどへのアクセスを制限することができます。

Q.16 Xをサポートしていますか?
A.16 サポートしていません。X Serverは動作保障対象外となっております。

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